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高校英語を市販テキストで学習するには

1冊を使いこなせ!

市販テキストを使いこなせれば塾はいらない

塾に通っている人も、通っていない人もいらっしゃると思います。通っても通わなくてもきちんと学習すれば問題ないわけで、塾と家庭学習の差はほとんどありません。強いて言えば、塾用テキストは塾に通わなければ自由に買うことができないことぐらいでしょうか。しかし、最近、塾用テキストはどこからでも入手できるようになっていますから、ほぼ差はないと言っていいでしょう。では、市販テキストをどの順番で学習していくのかをみていきましょう。

何度も言うけど、まずは単語だ

「また言うか」などと言ってはいかんです。何度でもいいます。最初に単語を覚えるのです。お勧めの単語帳は、『ターゲット1900』『システム英単語』『leap』『鉄壁』などですが、その中で好きなものを選ぶというのがいいと思います。単語帳は是非手に取ってみてみることですね。この中のものより、もっと相性がいい単語帳があればそれを使うといいと思います。「使い込んだら結局どれでもいい」のです。

 その後、1冊終えたら、『鉄壁』は一冊でもいいという人もいますし、ちょっと使い方が違いますので、それは置いておいて、難関大学を受ける生徒さんはさらにもう一冊分野別単語帳の『リンガメタリカ』などをやっておかれるのをお勧めします。英検準1級を受験される場合は『パス単』を覚えるようにした方がいいです。「単語帳は2/3ぐらい覚えればいいでしょう」と言っている人をよく見かけますが、それは受験する大学の難易度にもよりますし、その人の読解力にもよります。国語力が高くて論理的思考ができる人ならある程度の未知語をカバーして読めると思います。ただ楽をしたいだけなら、一語でも多く覚えた方がいいと思いますよ。

単語を覚えるのと並行して学習する文法問題集

 当然、文法書は持っていることが前提なのですが、大抵学校で渡されますのでそれを使いましょう。インプットのないところにアウトプットはありません。時間の無駄。まずは、単元別にインプットをして、アウトプットしながら進みましょう。文法問題集は、

「スクランブル」

「パワーステージ」

「アップグレード」

「ヴィンテージ」

「全解説頻出英文法・語法問題1000」

「即戦ゼミ3(いわゆる英頻というやつですね)」

など、学校では2年生から使い始めるところが多いですが、1年生でも使っていきましょう。1冊あれば十分です。というより、あれこれ手を出してどれもやらないのが一番いけない。テキストのコレクターにならないで。それから、即戦ゼミは単元別ではないですし、レベルも高いので、学年が上がってから使った方がいいと思います。

長文問題集

 レベル別になっているもの、文構造がわかるもの、CDが付いているものがお勧めです。シリーズ別になっていて

「英語長文ハイパートレーニング」

「レベル別問題集英語長文」

「イチから鍛える英語長文」

「英語長文ポラリス」

「やっておきたい英語長文」これはCDがついていませんが良書

などがあります。他にも、ありますが代表的なものを挙げてみました。

 構文は、文法問題集の中に重要構文を集めた項目があるので、あまり難易度の高い和訳を二次試験で要求されなければ、あえて手を出さないという手もあります。明日は、構文とイディオムについてです。

 わかっているとは思うけど、ここに挙げているものを全部買うことはお勧めしません。まずは、単語帳を一冊と文法問題集を一冊、完璧になるまで何度も繰り返しましょう。しつこいようですが、単語を覚えましょう。