佐賀県の中高生の英語力がなぜ低いのかを考えてみた

佐賀県は30.1%!!!

佐賀県は、30.1% これ、何の数字かわかりますか?

佐賀県内の中学生の英語力に関する数字です。みなさんは、CEFRという世界共通の基準をご存知でしょうか。CEFR(セファール)は欧州評議会が定めた「外国語学習者の習得状況と言語運用能力」の基準です。ざっくりいうと、英検3級程度がA1レベル英検1級がC1レベルに該当します。さて、前述の数字30.1%が何を表しているかというと、佐賀県のA1レベル相当以上を取得またはその能力を有すると思われる中3生の割合です。この数字を見て「思ったよりも高い」と感じた方がどれくらいいらっしゃるでしょうか。きっと10人中3人英検3級程度の生徒がいるのか、佐賀県は思ったよりも頑張っているという意識の人が多いのではないか、きっと「まあ、そんなもんか」と思われているだろうなというのが、一般的な佐賀県内の保護者さん、生徒の反応なのではないかと思います。では、この数字が客観的にどのような数字かをみていきましょう。

全国平均は50.0%

そこで、全国平均よりも20%低いということをどう捉えるかですね。「全国平均だと、半数英検3級程度2人に1人は英検3級程度。ちょっと負けている感じかも」といったところでしょうか。いえいえ、ご存知だと思いますが、佐賀県の中3生のこの数字、全国最下位なんです。「データが古い。今は頑張っているのでは?」と思われた方、これは2023年度に文科省から出されたデータです。これは中学だけのデータなので、高校生になるとB1以上(英検2級程度)相当者のパーセンテージが少し順位が上がって42。そんなに上がっている感じでもありません。ではここから、なぜ佐賀県の中高生の英語力が低いのかを次に考えていきたいと思います。

教員の能力の問題?それとも生徒自身の問題?

さて、本題に入ります。文科省では、佐賀県の教員の中でB(英検準1級)以上取得者のパーセンテージが中学の教員では40.7%29高校の教員に至っては94.9%3位。つまり、教員の英語能力とはほとんど相関がないことが考えられます。強いて言えば、中学教員の能力がやや低いと考えることができなくもありませんが、福岡県よりもB以上取得率は高いのであまり関係があるとも思えません。では、教え方の上手い下手が関係しているのか、という議論になると思うのですが、私は生徒さんを見ていて「英語のできるできないは、教え方とはあまり関係がない」と考えています。では、生徒の能力の問題かというと、佐賀県に能力が低い生徒が集まっているとも考えられません。それは、英語は、「やった、やらない」「覚えた、覚えていない」が大きく関係している教科だからです。英語力を測る基準がほとんど「英検」なので、英語力は暗記ではないと思われがちですが、英検のリーディングは語彙問題の比率が高い、つまり「暗記」が重要です。外部試験受験者数が80%以上の都道府県・主要都市で平均を下回ったのは、秋田県と札幌市のみです。ですから、英検などの外部試験を小中学生の頃から受け続けることが鍵だと思うのです。高校に入れば英検の受験者数が佐賀県では上がります。でも、学力はあまり変わらない。結局、中学のベースが出来ていなければ高校からやり始めても追いつくことが非常に難しい科目であると考えることができるのです。その原因を作っている大きな原因の一つに「小学生は塾に行く必要がない」「高校で塾代がかかるから中学までは自力で頑張る」という考え方だと思うのです。塾としては、まったく逆の考えで、初期投資が大きければ高校に入って大きくお金を使う必要がなくなるし、学習習慣や独学で理解できるだけの能力が身につく可能性もある、と。そのように考えます。

英検を受けるメリット

少なくとも、試験前は英語を学習します。定期的に受験すれば、習慣的に英語を学習するようになるということは言えますね。目標もはっきりしているので、何を学習しなければならないかが明確になります。そして、大学受験では加点対象になる大学が多く、高校受験でも、推薦などに活かすことができます。

まとめ

早めに学習を始めること。そして、英検などの試験を受け続けること。それが大事だと思います。迷ったらすぐ実行してみる。子どもが自分から言い出す環境にいらっしゃらないのであれば、保護者さんの方から勧めて英検を受験してみられるといいと思いますよ。

 

読解問題はどうやって学習する?

 読解問題を解いている時に、終盤で時間が足りなくなる人は多いのではないでしょうか。「文法なら単元別に学習できるけど、読解問題って、効果のある学習方法があるんでしょうか」と思われたかもしれません。一般的には、「音読」が効果が高いと言われています。では、まず確認です。今やっている読解問題は、どのような目的の問題集かはっきりしていますか?そして、ご自身の学習目的に合った問題集を選んでいますか?

例えば

英検読解リスニング対策」

市販読解問題集のシリーズ」

共通テスト型マーク問題

など。

目的別におすすめのテキストをあげておくと、

英検対策…「でる順パス単」「英文法テキスト」→「文単」「過去問

●市販の読解問題集…「普段使っている単語帳」「英文法テキスト」→「読解問題(CD付)」→「解く・答え合わせ」→「内容理解」→「音読」

●「共通テスト型マーク問題」…「普段使っている単語帳」「英文法テキスト」→河合、Z会、駿台、東進マーク問題を解く

というのがおすすめ。すべてに共通するのは、単語帳を先にある程度やっつけておくことです。単語をほとんど知らない状態で読解問題を解くと辞書なしでは読めないので非効率です。テキストのレベルを落としても、シリーズのレベルが上がると急に読めなくなってしまうので結局単語を覚えないと先には進めません。「1年の時からの単語の蓄積がまったくないので時間が足りる気がしない」という高3生は、共通テストマークの過去問を、一度解いてみてください。そして、大いに焦ってください。結局、その焦りがないから今があるのだと思います。まだ、間に合うから単語を覚えましょう。根性は不要。必要なのは覚える習慣です。そして量をこなすこと。単語だけでもある程度覚えられていたらそこそこ読めるようになります。しかし長い文章を正確に読むには英文法の知識が必要です。その前に、英語が苦手な人は単語を覚えていなくて、手も足もでないということが多いのです。では次に、具体的にどうするかを書いていきます。

まずは自分に合った単語帳を選ぶこと

単語は文中で覚えるという人は「文で覚える単熟語」「速読英単語」などがおすすめです。しかし、これはどちらかというと単語を覚えるのが得意な人向けです。蓄積が少なくて、単語帳なのにいきなり文を読んで覚えるのに抵抗がある人文法テキストと並行して「1語1義系単語帳」(『旺文社ターゲットシリーズ』『でる順パス単』など)を使うことを推奨します。1日100単語ずつ心ゆくまで回していただきましょう。1日で覚えられなくても翌日は次の100語に。そうしないと、最初の100語だけで高校生活が終わってしまうから。忘れたらまた戻って繰り返せばいいじゃないですか。一度に覚えられると思わなくてもいいんです。逆に一度に覚えようとするから3日と続けられないのかも。単語は長丁場です。覚え切ると決めた単語帳があれば、きっと覚えられますよ。

文で覚える系単語帳」(いわゆる英検向けの『文単』、受験単語帳『速単』)は、読解練習用に使うことをお勧めします。収録単語の総数がやや少ないので、効率的とは言えませんが、読解力とリスニング力アップには効果を発揮します。使い方は、英検の読解問題対策のやり方と同じです。では、本題。英検の読解問題対策から。

文単』『速単』を使ったリーディングの学習法

ここでは、読解問題が速く正確に読めるようになるための練習方法を書きますが、最短合格を考えているなら英検読解問題対策をメインに持ってこないこと英検ライティングから対策をします。8割~満点が目安です。英検リーディング語彙問題にウエイトが置かれているので、ライティング語彙問題対策をやった上で行います。『文単』は、左ページに英文、右ページに日本語訳の対訳になっていますので、左ページを読めるところまでそのまま読んでいきます。知らない単語や意味が取れない箇所は、和訳を見て隙間に書き込んでいきます。単語帳の文法は単語を覚えることを目的としているため、あまり複雑ではありません。返り読みせず頭から読んで意味が取れるようになるまで精読します。頭から読むためにスラッシュを入れて読んでいくと読みやすいです(あまり入れすぎない方が読みやすいです)。解釈が完璧になったら音声を聞いて、止めて、音声を真似します。そこで「カタカナ」になったり「セリフをカミカミ」にならないように音声に似せてください。その際、テキストは見ながらで構いません。一文が長い場合は区切って止めて練習します。よく聴けば読み手がどこで区切っているかがわかると思います。再生速度を落として、最終的に標準スピード以上で真似できるようになるまで頑張りましょう。

英検の読解は、基本的にそうやって『文単』でできるだけ学習して、過去問を解いて仕上げるのがよいかと思います。読解対策といっても、何度も聞いて繰り返すのでリスニング力がついてきます。リスニングは、準1級までなら過去問をたくさん聞くだけでも合格点が取れてしまうことが多いですが、この学習方法は、「リプロダクション」と言って、完コピをすることによって読む、聞く、話す、力がついてきますので、すべての人にお勧めしたい学習方法です。

市販の読解問題集の使い方

これも、後半にやるべきことは前述の「リプロダクション」ですが、普段使っている単語帳がある程度頭に入った状態で始めます。音声と文構造の解説付きのものを選んで、内容を理解した後、頭から読んでいきます。スラッシュごとに和訳があって後戻りしないで読めるものなど、学習しやすい教材がたくさんありますから、書店で実際に手に取ってみられるといいでしょう。音声がついているものであれば、学校教材でも模試の過去問でも構いません。みんなが言っていることだと思うけど、よく理解したものを音読することが大事です。みんなね、参考書を買いすぎ。そして最後まで行ってなさすぎ(笑)。

最後は、さらっと共通テスト対策問題集について

共通テスト型のマーク問題は、学校で渡される教材も含め、3、4冊やっておかれるといいのではないかな。ちゃんと読めるならそんなにやらなくてもいいんですけど。共通テストはセンターよりも読む量が増えています。純粋に英文読解力というより「情報処理能力」が問われる問題なので、グラフを見たり、パッセージをいったり来たりして解くのが苦手なら訓練が必要です。ほぼ共通テストのみで勝負する人は特に、これ以外は解けなくてもこの形式だけは解けるという状態にしておきましょう。「文法、単語暗記ができていないけど、共通テストでいい点をとりたい」という人は、まず全体を時間無制限でどの程度解けるか、試しに1回分解いてみてください。そしてショックを受けてください。「文法、単語暗記の後に…」と考えていると、たいてい「まだ時期じゃない」とか何とか言ってマーク型の問題演習がほとんどできない状態で試験に臨むことになるのではないかと私は思っています。マーク型の問題演習をするメリットは、読む量が多いこと。学習量がもともと少なかった人には、一冊で学習量が爆上がりする問題集です。一冊仕上げた頃には、単語や文法を勉強しないと太刀打ちできないと感じるかもしれませんし、すでに合格点がとれるようになった人は達成感が得られるのではないでしょうか。新しい版が出るのは6月下旬から7月上旬くらいなので、中古で今年度版を買われるのもよいかと思います。東進の緑色のテキストはリーディングに音声がついています。

まとめ

・「単語帳」「英文法テキスト」→文で覚える系単語帳→読解問題集

の順に学習しましょう。特に、文で覚える系単語帳はしっかりやりこむといいですよ

結局、どの教材を使おうと、毎日継続できることが大事。はじめは「少ないかな」というルーティーンを組むくらいがちょうどいいです。大抵の場合「今日は試験が終わったから、頑張って徹夜で勉強したから、ルーティーンはお休みしよう」と、理由をつけて休んでそこからルーティーンが崩れていきます。徹夜明けでも毎日やるのがルーティーンです。徹夜明けでも風呂には入るし歯磨きもするでしょう。歯磨き、飯、風呂、英単語。

じゃ、またね。

リスニングってどうやって学習するの?という疑問に答えていくよ

また前回の投稿からかなり時間が経ってしまいました。今回は、リスニングについて書いていきたいと思います。「リスニングって、繰り返し聴いていれば聴けるようになるのかな?」「繰り返し聴いているのに、点数が伸びない」とか、いろんな疑問があると思います。でも、あまり学校で「リスニングはこうしてください」と指導されることなく、ただ教材を何となく渡されていたりしませんか?ここでは、どうやって学習していくかを考えていきます。

2回聴けば内容がわかる場合

英検2級レベルくらいまでは、リスニングが得意な人が多いのではないかと思いますが、英検準1級になると、リスニングが難しくなってきますよね。でも、2回繰り返せば大抵正解できるという場合は、聞き慣れるだけで解けるようになってくるので、一定期間集中して試験に応じたリスニング教材(過去問)を学習するといいと思います。

何回聴いても内容が入ってこない人は…..

そうは言っても「自分は何回聴いてもまったくわからんのです」という人もいらっしゃると思うのです(そういう状況だから、このサイトに辿り着いたのかもしれません。違うかな)。そういう場合は、一度スクリプトを確認してみてください。「スクリプトを見たらすべて内容が頭に入ってくる」しかも、「かなり早いスピードで読める」というのであれば、音がくっついたり、発音されなかったりする「音の変化」が理解できていないのかもしれません。音が原因なら、ディクテーションをやってみるのがおすすめです。

「スクリプトを見てもわからなかった人」は?

スクリプトを見てわからないということは、つまり、「読めていない」ということですから、読解の訓練が必要になってくるわけです。「読む」行為は、目を使って内容を理解しますが、「聴く」行為は、耳を使って内容を理解することなので、最終的にやっていく訓練方法というのは一緒なのです。「繰り返し聞いていればいつか聞こえてくるようになる」と信じて流しっぱなしで英語を聴いているだけでは、残念だけど聞き取れるようにはなりません。じゃ、どうする?

結論:読解の訓練をしてみましょう

まずは、今解いている読解問題やスクリプトに出てくる単語やイディオムなどが覚えられているかどうかをチェックしてみてください。もし、1文を読んで毎回知らない単語があるなら、きっと読むのに苦戦するはずです。いずれ覚えないといけないので、後回しにせず、今から覚えていかれるといいですよ。単語は、1語1義でひとまず覚えることをおすすめします。これを読んでいる人がどのレベルにあるかによると思いますが、中学単語までは綴りを覚えないといけません。「書いてください!」。時代に逆行してる?とりあえず、中学単語までです。どうしても覚えられない人こそ書いて覚えた方がいいですよ。1回に覚える量は、100語くくりです。「でも、どうやって?」という人には、「単語の覚え方」を近日中にアップする予定ですので、そちらを参考にしてみてください。100語1語1義で覚えながら、文で確認して覚えていきます。英検でいうと、「パス単」を短期間で覚えて(とりあえず見たことがない状態から脱するためです)「文単」で使い方を確認しながら聞いて音読して覚えるという感じですね。「単語が並んでいるだけの単語帳で覚えない方がいい」とか「文で覚えた方がいい」という人もいます。そっちが向いている人もいますが、その人たちは「潜在的に能力が高い人」であったり「英語を長時間学習してもつらくない人」であったりします。大抵、単語レベルでつらい思いをする人が単語を文中で覚えるのは、挫折の元になりかねないので、あまりおすすめできません。

単語の覚え方や読解問題学習についてはまた別の記事に書いていきます。

まとめ

・2回聴けばわかるレベルの人は、試験の過去問などを聞いてから試験にのぞむ

・何回聴いても聞き取れない人は、まず音が聞き取れるようにディクテーションをしてみる

・スクリプトを見てもそもそも理解できない人は、読解訓練をする(→読解訓練の方法は、また後日!)

今日は、そんな感じ。じゃあね、さいなら。

ほぼ全部カタカナで歌う洋楽

聞こえたままにカタカナにしてみると…

夏休みの息抜きにちょっとしたお遊びとしてRather be / Pentatonix(CLEAN BANDIT cover)をカタカナにしてみました。もう、夏休みも終わってしまいましたが、せっかくなのでここに残しておきます。私は中高生の頃、よく洋楽を聴いていましたし、友達も聴いていました。こっそり口ずさんでいると発音は上手になっていきます。しかし、残念なことに意味がわからなければただの「音」に過ぎません。それでも、楽しい!と感じて歌い続けたら意味がわかったとき、もっと楽しくなってくるんじゃないでしょうか。

歌が大好きな生徒は、とてもわくわくしながら発音して曲を聴いていましたが、使われている文法説明をすると途端にぼんやりしだして、表情からはっきりと「退・屈・death!」という心の声が読み取れました。笑

この曲はもともとCLEAN BANDITの曲ですが、PENTATONIXのヴォーカル、カースティンの片方だけ”くっ”と上がった口角がチャーミングだったことと、カメラに向かって歌っているので口元が確認しやすいということで、授業ではPENTATONIX版を使いました。

ほぼ全部カタカナなんですけど、どうしても聞こえてしまう子音があって、どうしてもカタカナにはできませんでした。

英語→ ほぼ発音通りのカタカナ→(いわゆる王道のカタカナ英語)の順になっています。カースティンが発音したままの音に極力近づけました。だから、「ユ」じゃなく「ヨ」って発音した方がいいのでは?とか、いろんなご意見があるかと思います。また、カタカナの限界に近づけましたが、限界を超えた部分はアルファベットになっています。ごめんなさい。では…

Youtube に飛びます!↓  ↓  ↓  ↓

https://www.youtube.com/watch?v=OPWPa-HMpj8

Rather be / Pentatonix(CLEAN BANDIT cover)

 

We’re a thousand miles from comfort

ウェァワ サウザンマイ l ス フロム コンフォー t 

(ウィアー ア サウザンド マイルズ フローム コンフォート)

We have traveled land and sea

ウィーへヴ チュラヴォル d ランダンスィー 

(ウィー ハヴ トラヴェルド ランド アンド シー)

But as long as you are with me

ブワリズロングアズ ユーア ウィthミー 

(バット アズ ロング アズ ユー アー ウィズ ミー)

There’s no place I’d rather be

ゼアズ ノープレイス アイ d  ゥラーザ ビー 

(ゼアズ ノー プレイス アイド ラザー ビー)

I would wait forever, exulted in the scene

アー wo( l )  ウェイ t  フォーエーヴァー, イグゾールティーディン ザ スィーン 

(アイ ウッド ウェイト フォーエヴァー, エグザルテッド イン ザ シーン)

As long as I am with you

アズ ロング アズ アイ アム ウェth ユー

(アズ ロング アズ アイ アム ウィズ ユー)

My heart continues to beat

マイハー t  コンティーニュ s  (トゥ) ビー  t 

(マイ ハート コンティニューズ トゥー ビート)

※ rep1

With every step we take, Kyoto to the bay

ウィーズェヴリィステッp ウィーテイーk , キーオートー トゥー   オ(←曖昧に)ベイ

(ウィズ エヴリ ステップ ウィー テイク, キョウト トゥー ザ ベイ)

Strolling so casually

t ローリンソゥ カージャリー 

(ストローリング ソウ カジュアリー)

We’re different and the same

ウェーディッフレンナンナセイm 

(ウィーア ディッファレント アンド ザ セイム)

Gave you another name

ゲイvユー アナーザ ネイム

(ゲイヴ ユー アナザー ネイム)

Switch up the batteries

Sウィッチ オプ ザ バーダリー s 

(スイッチ アップ ザ バッテリーズ)

※ rep. 2

If you gave me a chance I would take it

イッ f ユー ゲイ v  ミーア チェンスアー wo ツェイケ

(イフ ユー ゲイヴ ミー ア チャンス アイ ウッド テイク イット)

It’s a shot in the dark but I’ll make it

イッツアシャ インナダーk バッ アイ l メイケ 

(イッツ ア ショット イン ザ ダーク  バット アイル メイク イット)

Know with all of your heart you can’t shame me

ノウウィ th オーロヴユハー t ユーケンシェイミー 

(ノウ ウィズ オール オヴ ユア ハート ユー キャント シェイム ミー)

When I am with you there’s no place I’d rather be

ウェンナーエン ウェ th ユー ゼズ ノープレイス  d ゥラーザービー 

(ウェン アイ アム ウィズ ユー, ゼアズ ノー プレイス アイド ラザー ビー)

N-n-n-no, no, no, no place I’d rather be

N-n-n-no, no, no, ノープレイス d ラーザビー

(N-n-n-no, no, no, ノー プレイス アイド ラザー ビー)

We staked out on a mission

ウィ ステイッター ラウンナー ミッシャーン

(ウィー ステイクト アウト オン ア ミッション)

To find our inner peace

トゥ ファインナー インナピーs 

(トゥー ファインド アワ インナー ピース)

Make it everlasting so nothing’s incomplete

Oh, メイッキー デーヴァラースティーン’ ソーナッthインズィンコンプリー t 

(メイク イット エヴァーラスティング ソウ ナッシングズ インコンプリート)

※ rep1

※ rep2

When I am with you there’s no place I’d rather be, be..

ウェンナーエン ウェ th ユー ゼズ ノープレイス  d ラーザービー ビー

(ウェン アイ アム ウィズ ユー, ゼアズ ノー プレイス アイド ラザー ビー ビー)

※ rep2

When I am with you there’s no place I’d rather be

ウェンナーエン ウェ th ユー ゼズ ノープレイス  アイd ラーザービー 

(ウェン アイ アム ウィズ ユー, ゼアズ ノー プレイス アイド ラザー ビー)

【ちょこっと文法】

If you gave me a chance I would take it(もしあなたが私にチャンスをくれるなら、わたしはそれを受け入れるわ)※仮定法が使われていますので、あなたは私にチャンスをくれないでしょうよ、ということがわかります。仮定法は通常、実現性のない仮定に使うのです。

As long as〜 (〜する限り)条件を表します

But as long as you are with me, there’s no place I’d rather be.(でもあなたが私といてくれるなら、私がいたい場所は他にない)

cf.   As long as you return this book, I will lend it to you.(返してくれるならこの本貸すよ※ちなみに、As long as が導くのは副詞節なので副詞節中の未来は現在

似た表現で、as far as〜というのがあって、少しややこしいのですが、使い方が違います。

As far as〜 (〜する限り)範囲を表します

As far as I know, ….(私が知る限り….)

私が知っている範囲を示します。一緒に覚えましょう。

 

では、文法はこの辺で。たぶん、退屈だと思うので。笑

ちなみに、シンプルな仮定法は中学3年で学習することになりました。

As long asAs far asは、以前は高校文法で学習していましたが、最近中学でも様々な表現を学習するようになってきましたし、よく使う表現なので知っておくといいですね。

それにしても、このブログは見にくいですよね。笑

でも、当塾でのアクティビティがなんとなく伝わったらいいかなと思って記事にしてみました。

【中3生対象】「英語はどこから手をつけたらいいですか?」という質問に回答します

 今日は、「どこから手をつけたらいいのかわからない人」向けの記事を書いていきます。

 塾に行くのも一つの選択肢ですが、「英語だけわからない」「塾に行っても続かない」など、いろんな理由で現在塾に通っていない生徒さんがいらっしゃると思います。今から「塾に行かなくてもこのやり方をまず試してみて!」ということを書きます。それで結果が出れば塾に行かなくてもいいし、やはり塾に行く必要があると思われたら塾に通ってみられるのがいいと思います。ここでご紹介する方法は、次の3つです。

1. 教科書の単語をすべて覚える

2. 不規則動詞の活用を覚える

3. 教科書の文法を学習して和訳を確認→音読(できればオーバーラッピング)

 でも、このサイトに、しかもこの記事にたどり着いたということはそのどれもが続かなかったからではないかと思います。特に、1番目の単語暗記でつまずいているのではないでしょうか。では、無理なくたくさん単語を覚えることは本当にできるのでしょうか。

 教科書の単語を覚えるには

1. 発音を確認する

2. 実際に発音する

3. 書いて綴りを確認する(高校生は書かなくてもいいということにしています)

という手順で学習することを推奨しています。

必ず音は確認しましょう。発音記号が読めなくても音声は確認できますから、教科書の音声を使いましょう。そして実際に発音してみましょう。そこまでは、音声さえあればすぐにできますね。現在はNEW HORIZONBLUE SKYなどの教科書の音声がパソコンやスマホなどで簡単に確認できるようになりました(羨ましい。その世代ではない私は軽く嫉妬しています)。

 でも、そのやり方はやってみたけど効果がなかったという人はどうしたらいいのでしょうか。効果がなかった理由は、続けられなかったからでしょうか。続かなかった人は、もう少し掘り下げて考えてみてください。3日も続けたのに、1ヶ月も続けたのに、2ヶ月も続けたのに、まったく効果がなかったのだとします。例えば、3日どれくらいの量を声に出して発音したか、どれくらい書いたか、思い出してみましょう。おそらく、やったつもりが殆ど発音していない、ほとんど書いていない状態なのではないでしょうか。アルファベットを書くのに時間がかかる人は、単語を書くのに時間がかかります。少し時間をかけて学習する必要があります。3日、1ヶ月続けても効果がなかった人はそれ以上続けないと効果がでないのかもしれませんね。量が不足しているのではないでしょうか。よく言われることですが、英語学習でやることは、スポーツに似ています。単語暗記は、素振りやドリブルのような基礎練習に似ています。退屈だし、わりと大変です。素振りとかランニングとかドリブルとかの方がもっと大変だと思いますか?そうですか?それなら単語暗記はできますよね。楽勝じゃないですか!じゃ、今すぐやりましょう。

 また、「書かなくてもいい」「書いたら時間のロス」「目にする回数が多くなれば覚えられる」という言葉を鵜呑み(うのみ)にしていませんか?確かに高校に入ると覚える量が増えるからいちいち書かないで覚えた方が効率的だと思います。中学で覚えた基本単語と形が似ているものが多く、ぱっと見ただけで「音がわかる」など、書かなくても覚える基礎が出来ていると書く必要はなくなります。しかし、中学単語は書いてください。書いた方が覚えやすいと思います。書かなくても最初から覚えられる人はラッキーだと思いますよ。そういう人は書かないと覚えられない人より時間が短縮できるので、音声を聴いて見て発音してガンガン覚えていきましょう。意味も必ず覚えてくださいね。それでも、つまらないし飽きてしまう人は、不規則動詞から覚えていくとよいでしょう。当塾では、単語が覚えられない生徒さんには、不規則動詞から覚えていくように指導しています。

 不規則動詞の活用は、高校で学習するものまで一気に覚えるといいよ!

 不規則動詞は、原形ー過去形ー過去分詞の3つを一気に覚えます。単語の意味がわからない場合は、意味も一緒に覚えますが、ひとまず活用だけ、例えば、

CUT – CUT – CUT, PUT – PUT- PUT, HIT – HIT – HITのように、覚えます。

よくある誤りでTHINKの過去形をTHANKと覚えちゃう人がいるんですね。これは、

THINK – THOUGHT – THOUGHTと音で覚えるとTHANKにはならないです。

つ覚えると語呂がいいので、覚えられない人でも覚えられるようになるのではないかな。1ヶ月やっても覚えられない人は多いです。もともと「まったく覚えられない」とか言っている時点で「自分はすぐに覚えられる人間ではない」ということを悟りましょう。半年くらい継続すると中学で学習する不規則動詞はほぼ完璧になります。その頃には、他の誰よりも「不規則動詞だけは知っている」状態になっているはずです。不規則動詞を覚えていく間に、単語を覚えることが習慣になれば、単語が覚えられるようになっていくかもしれませんね。

 最後に、教科書に出てくる文法をマスターすることについてです

 教科書の文法は、副教材として学校から渡されるWinpass必修テキストなどで十分学習できます。学校で渡された問題集を学習してから市販テキストで確認してもいいですが、学校の副教材だけでも本当は十分なんです。ただし、使い方によるのですが。

 多くの場合、「じっと考えて解いたら正解。正解だから復習の必要はない」と思いがちです。しかし問題はそこからです。考えて解けた問題をすぐに引き出せるようにスピードを上げていくのが英語の基本的な学習方法です。文法問題をたくさん演習して教科書にもどり、教科書を音声にあわせて音読することができれば、とりあえず基礎は大丈夫。

 以前、「初めはローマ字も書けなかったのに、教科書をやりこんで文法問題をたくさん解いたら中学の間に英検2級まで合格した」という生徒さんがいらっしゃいました。彼女も、「単語を覚える時は音を確認してから覚えること」が大事だと言っていましたね。

 「単語帳を覚えても、順番で覚えたら意味ないってお母さんがいっていました」と先日言われましたので、「単語帳をすべて場所で覚えるくらいマスターできているのか」を尋ねました。実際に、単語帳をやりこんで場所で覚えた人もいました。

「覚えにくかったページは、その並び順にすべて引き出せます」だそうです。

 まとめ

 まずは、やってから駄目だったら他の方法を試してみたらいいと思います。なるべく短時間で効率よく暗記できないかと思っている人が多すぎますね。実際、やってみる前にその方法では覚えられないと言ってやらないより、とりあえずやってみるのがいいと思います。効率のいい方法は人によって違いますから、いろいろ試してみて、その失敗からより自分に合った方法を探してみてください。

 でも、覚えられないという人はほとんどの場合、量をこなしていないです。

 質より量ですよ。

センター英語

センター型マーク問題を復習しよう

 マーク式問題集やマーク模試を解いて、点数だけ確認して復習せずにしていませんか?あるいは、やる気はあるのに、具体的にどう学習していいのかよくわからないと悩んでいませんか?今日は、そんな生徒のために具体的なセンターマーク英語の復習方法を書いてみたいと思います。基本的には、英検などもマークの4択ですから復習は同じようにできると思います。少しでもみなさんのお役に立てれば幸いです。

 ①自己採点の方法 ②センター型マークを学習する順番 ③具体的な学習方法に分けて解説します。やってみようかなと思ったら実践してみてください。もし、合わないと思ったら「そんな復習方法もあるのだなぁ」ぐらいに思って読んでください。

マーク問題の自己採点

 自己採点をする際、問題用紙にチェックした自分の答えと模範解答の配点表を照らし合わせて答え合わせしますよね。間違った問題は正解の番号のところに丸をつけるのではなく、正解の番号の下に小さなアンダーラインなどの印を赤でつけるようにするといいと思います。パッとみたとき、丸で印をつけると間違った問題がみつけにくいからです。

 さて、ここからは配点表の話です。模範解答の配点表は左右に分かれていて、左に大問1ー2、右に大問3-6がついています。配点表には、丸をつける欄がついていますが、1問1問書いてある配点の上にバツをつけていってもいいと思います。その際、配点表には丸をつけないのがポイントです。丸がたくさん並んでいると気持ちいいですが、常にバツを減らすということを頭に入れて毎回採点していきましょう。

センター英語を学習する順番

 センター英語の長文は、比較的短い大問3を完璧にするということから始めるのがおすすめです。大問3は、長文ではないと言われるかもしれませんが、要約の問題は配点の高い大問6とほぼ同じつくりなので大問3の要約問題が解ければ大問6も解けるようになります。順番的には、③→⑥→⑤→④→②→①の順にマスターすると、点数が伸びやすいです。まだ8割未満しか取れないのであれば、解答時間が足りないかもしれませんので、時間内に解き終わらないようなら、この順番に解くと配点の低いところを残して時間切れになるので、この順番で解いてみてください。英語が得意な人は②の文法問題はあまり対策が必要ないでしょう。一番難しいのは整序問題ですね。河合のマーク基礎問題集は余裕がある人はやる価値のある問題集といえるでしょう(この辺のことは、過去の記事にもかいています)。

読解問題の具体的な学習方法

 読解問題は、本文中に選択肢の書き換え部分を見つけるというのがほとんどです。「自分が答えた選択肢はどこの書き換えだと思ったか」を考えていきます。さらに正解をみて、正解はその文章のどこの書き換えになっているかをみます。それを繰り返していくと、だんだんコツがわかります。

 読解問題のつくりは、ほぼ同じです。物語文が大問5、6では出なくなってきたので、演繹的な構成になっているものが多いと考えられます。演繹的とは、まず言いたいことを先にいいます。それからその具体例、結論で締めます。1つのパラグラフ自体がそのような構成になっていますよ。大問4のグラフの問題は、統計や調査資料の読み取り問題なので、設問に「何の調査ですか?」とテーマを聞かれたら最初のパラグラフを見るとたいてい書かれているでしょう。

 ちょうど、英検のライティングも同じような構成で書きます。ここで注意したいのは、起承転結の構成ではないということです。論文の構成は、途中のクライマックス部分で展開を変えて違う結論にしてしまうのはご法度です。間違いなく「はじめの文章は何だったの!」「ここまで読んできたアタシの人生返してよ!」となるでしょうね。

まとめ

 マーク問題は、読解問題の配点が高いです。時間が足りない場合は、配点の高いところから解くこと。自己採点の時、配点表には丸よりもバツをつけてバツの数を減らすようにしていきましょう。読解問題は、演繹的。大事なことは先に言っています。基本は選択肢の言い換え表現を本文中に探すこと。それを意識して読解問題を解き、復習すると点数が伸びますよ。

HOW ARE YOU?と聞かれたら…

 今日は、How are you?の返しについてです。英語で挨拶をするときにたいてい聞かれるのがこのHow are you?という表現ですが、その返しにI’m fine, thank you.なんて、ネイティヴは答えない、表現が古いという、誰が言い出したのかわからない噂が流れているようですが、実際、どうなんでしょうか。

 実際、ネイティヴに聞いたところ、「おかしくない」ということです。しかし、彼がHow are you?と聞かれて、I’m fine, thank you.と答えていたかというと、そうでもなかったです。

 確かに、How are you?と、毎回聞かれるんですよね。日本人は聞きませんもんね。日本人の感覚としては、「元気じゃなかったらそもそも人と会ったりしないでしょう」と思うもので、そんなに毎回会って元気かどうか聞いたりしないものですよね。ときどき、片言の日本語で「オゲンキデスカ?」と聞かれると、「手紙の書き出しみたいだな」と思ってしまうものです。しかし、厳密に言えば、How are you?は、「お元気ですか?」ではなく、あくまでも「あなたはどんな具合なのか」を聞いていることなので、病院で具合が悪いときにもお医者さまに聞かれます。反射的に「ア、アイム、ファイン、サンキュー…」なんて答えるところではなく、症状を答えるところです。

 授業中スカイプで外国人の先生と英会話をしていて、生徒さんがやはりHow are you today?と聞かれているので、毎回教科書通りにI’m fine, thank you.と答えるというのがなんとなく気になったので、それ以外の表現を少し取り上げてみたいと思います。

 

 

元気だと答える場合

I couldn’t be better. (これ以上よいということはありえない。つまり、絶好調という表現です)

Fine./ Good./ Great./ (いいですよの定番。安定の使いやすさ)

I am pretty good. (かなりいいですよ)

I am okay.( Okayというのは、まあまあぐらいです。とてもいいという時の表現ではないです)

Just ticking along. (いつもと変わらないよ。ニュアンスとしては、時計が刻んでいる感覚なので、いつも通りというニュアンスで使っている人もいますし、時を刻みながら少しずつ進んでいるという意味で使っている人もいるようです)

Not so bad.(そんなに悪くないですよ。そのまんまの表現ですね)

ネガティヴな答え方

 一般的に、このHow are you?は挨拶なので、余程仲がいいという間柄でない限り、正直に「頭が痛い」「お腹が痛い」「下痢をしている」「足が2本とも折れている」「精神が完全に崩壊している」などとあえて言う必要はないと思います。

Just getting by.(なんとかやっとります)みたいな表現とかは、使えると思いますので、ぜひ、試してみてくださいね。

結局のところ、会話は言葉だけじゃないので…

 ノンバーバル・コミュニケーションと言われる、言外のコミュニケーションです。ジェスチャーとか表情とかがとても大事になってきます。伝えようとする意思がちゃんと伝われば会話は円滑に進みます。喋ってみると、意外に文法がわからなくても、問題なくコミュニケーションを取って誰とでも仲良くなっていける人もいます。まずは、笑顔で大きな声ではっきりと返すといいですよ。

 

ジョン万次郎英会話

 「掘った芋いじるな」で有名なジョン万次郎のカタカナ英語。知らない人のために説明すると、「掘った芋いじるな」とは、What time is it now?のこと。無理して聞けばそう聞こえなくもないレベル。私は、カタカナ英語を学ぶくらいなら、発音記号を覚えた方が早いと思っているので、英文にカタカナをふりたくないのですが、英会話の途中で(あるいは、音読中)外国人の先生に返せない生徒さんのために、隣で黒子のように何か書いて渡したい衝動にかられます。特に、中学生は文法も語彙もあまり学習していないので、見るもの聞くものが新しく、先生がどう発音されたのか聞き取れないし、繰り返せない。読めない、書けない、わからない、楽しくないという流れになってしまわないため、なんとか読みをどうにかしないとと日々考えているところです。

 そこで、最初はCould you repeat that again?をクッド・ユー・リピート・ザット・アゲイン?みたいに書こうかなと思っていたのですが、それを書いてしまうと、本当に昭和のおじいちゃん先生みたいなカタカナ発音をマスターしそうで、とりあえずは英文をそのまま書いてカナをふらないでおきました。しかし、それでは、すぐに忘れてしまう問題が勃発。こりゃいかんと思い、ジョン万次郎にたどり着きました。でも、掘った芋も厳密に言えば微妙な発音なので、カタカナで書ける範囲で限りなく英語に近くなるように書いてみようと思うに至りました。

 例えば「クッド・ユー・リピート・ザット・アゲイン?」なら「クジュー・ウィピーダラゲイン」とかですね。これも、ツッコミどころ満載すぎてどうかと思いますが、のろのろ「クッド・ユー…」みたいに発音するよりは、相手に退屈させないし通じやすくなるのではないかと思って書いてみました。

綴りを覚えるには、ローマ字!

 次に問題なのが「英語は読みと綴りが違うでしょう」問題。これは、ローマ字なら読めるというレベル、またはローマ字をまずは覚えようかというレベルの人に、ローマ字読みを徹底して、無理やりローマ字読みで綴りを覚えてもらい、正しい発音と両方覚えるという流れ。

 例えば、「モウンタイン」と「マウントゥン」ですね。両方覚えていくうちに、大抵の場合、こう書けばこういう読みになることが多いという規則がなんとなくわかってくるからです。

 そんな読み書きが果たしていいのかと自分でも思いますが、今のところ解決法が見当たりません。実際、日本語で凝り固まった考えや口の動きをいきなり「さあ英語でどうぞ」って言ってすぐに切り替わるとも思えません。今英語を喋らないと死んでしまうという絶体絶命の大ピンチに陥るようなことでもなければまず無理だと思います。

 そうやって、少しずつ慣れてだんだんスピードに乗って話がはずむようになるとカタカナが英語の発音になるのではないでしょうかね。

 もし、カタカナでも外国人に通じるレベルに持っていけたらカタカナでもまったく問題ないと思います。

 たまにいる、かなり激しくカタカナ発音なんだけど、やたら流暢で世界で通用する英語を話す人。そこをまず目指すのもありだと思います。

 

英語は簡単じゃない

 速いから聞き取れないのか

「英語は速すぎてまったく聞き取れない」と、これは誰もが感じることだと思います。しかし、驚くなかれ日本語は世界で最も速い言語の一つであると言われています(この表現、英語っぽいですよね。私は、one of the most ~という表現が出てくると、最も速いのが複数あったらもはや最もではないではないかと思ってしまいますが)。それはさておき、最も速い言語は「日本語」と「スペイン語」と言われています。しかし、これは1秒あたりの音節数ですね。それはそうでしょう。スペイン語も日本語も、子音の後に母音が来ることが多い言語ですから。そこまでは、意外と知られていることなんですけど、この話には続きがあって、音節あたりの情報量を考えると伝える量はほぼ一緒という結果なんだそうです。

英語は、やはり聞き取りづらい

 これは、子音が多いからだと思います。聞きなれないからとか、リズムが抑揚がアクセントが脱落がリエゾンが…と、いろいろ言われますが、やはり母音を挟まないと聞き取りづらいです。韓国人が言っていましたけど、新しい言葉で、英語と日本語の両方が入ってきたら、日本語の方が聞き取りやすく発音しやすいから日本語の方を使ってしまうことが多いとのこと。それから、英語のネイティヴ同士でさえ、よく「sorry?」と言って聞き返しているのを目撃しました。さらに、ネイティヴの子どもたちというのは、聞き取ったまま発音してこれまた適当。自由過ぎて何をいっているのかわからない。終いには、おばあちゃんが通訳してくれてちっちゃい子が何を言っているのか説明してくれるという始末。でも、子どもが意味不明のことを言って、身内のごく限られた人だけが理解するっていうのは、万国共通ではあります。しかし、なんだかんだ言って英語は、もともと聞き取りづらいんですよ。そう思いません?

英語は、簡単だから普及したのではない

 意外に誤解されているんですけど、英語は簡単だから普及したわけではなく、言語学的には政治力のある国の言語が普及すると言われています。騙されちゃあいかんよ。難しいよ。ヨーロッパ人なんて、外見が似てるからといってみんな英語が話せると思ったら大間違いです。そんなに流暢に話せるわけではないんですよ。ドイツ語圏の人などは、かなり上手に話せますけどね。

 実際、イギリスは産業革命まで二等国だったので、英語自体そんなに重要な言語ではなかったのです。では、産業革命の前ごろは、どこの言語がヨーロッパで強かったかというとフランス語です。みんなその当時のヨーロッパ人のインテリ層はこぞってフランス語を勉強していたのですよ。

 では、これから中国が伸びていったら中国語が主流になるかどうかというと、その可能性はあります。実際、英語が国際的に共通語でありつづけられるのかというトピックをBBCのサイトで扱っていました。

では、発音しやすければ学びやすいのか

 実際、イタリア語を学んでみて「すぐ読める言語だ」と思いました。基本ローマ字読みですし、例外はあるものの、規則を覚えれば読むだけならすぐに読めるようになります。しかし、いわゆる男性名詞女性名詞といった文法性があって、単数複数などもいちいち面倒臭い。日本語は、敬語が難しいといいますが、よく考えるとそれ以上に漢字を覚えるのが大変。しかし、日本語の文法は意外とシンプルだなぁと思うのです。まあ、私がネイティヴだからそう感じるだけだとは思いますが。

まとめ

 英語は簡単じゃないよね。

 

高校に入って英語が解らなくなる原因を考えてみました

 中3まで英語が得意だった人でも高校英語が苦手という人は案外多いのです。私もそうでした。それでも、中学の時から英語が好きで単語を覚えるのもそんなに苦痛ではなかったので、不安定ながらも英語がそんなに『苦手』というわけでもありませんでした。今日は、なぜ中学の時に得意な英語が高校に入って“まったく”“さっぱり”わからなくなるのかを考えてみたいと思います。

原因は、大きく分けて5つぐらいあるのではないでしょうか。

原因その① そもそも中学英語があやしかった。

原因その② 高1の最初で出遅れた

原因その③ 覚える量が多い

原因その④ 遅い

原因その⑤ 国語力がない

などです。では、ひとつずつ見ていきましょう。

その①:中学英語がきちんと理解できていない

 入試の対策はできていたけれど、中学で学ぶべき文法がどれも中途半端だったのかも知れません。これは、少し戻って文法のあやふやなところを学び直すと驚くほど伸びると思います。だいたい、中学文法があやしくなるポイントは決まっています。特に中学までは得意だった人でつまずくポイントは、中3の現在完了あたりからです。ここがクリアできている人は、関係代名詞、分詞辺りです。この辺になると、「あれ、英語嫌いかも」と思い始める人がチラホラ出てきます。でも、わからないところが明確であれば、そこに戻って学習すればとても解るようになります。面倒だけど、戻って学習しましょう。

その②:油断した、出遅れた

 油断してしまいましたか。迂闊でした。意外に、高校受験が終わってホッと一息ついている間に、じつは英語の重要な文法をさらっと流してしまうのです。文型も大事ですし、文の成り立ちも重要です。文の成り立ちというのは、品詞とその働きですね。文章中の語を個々に見て品詞を識別することはできても、「その品詞がどのような振る舞いをするのかはよくわからん」ということなら、それは高1の一番最初に戻るとすごくスッキリします。そこをきちんと復習した上で5文型をおさらいしてみてください。

その③:覚える量が多い

 量は減らせないです。だから、なるべく早めにスタートした方がいいと思います(今さら感)。少なくとも、暗記が苦手で特に漢字を覚えるのも億劫だという人は単語の暗記で苦戦する可能性があります。頭の回転の速い人にありがちな「自分は賢いので、そんなにコツコツやらなくてもすぐに追いつける」と思っているうちに、追いつくのが困難なほど周囲に引き離されてしまったという人もいると思います。でも、コツをつかめば覚えられますし、覚えていくうちに関連する知識も増えますから、覚えやすくなっていきます。こればっかりは、地道にやっていったほうがいいです。

その④:遅い

 ありがちです。とにかく、読むのが遅い。解くのが遅い。このお悩みはかなり多いです。よく「速読をやった方がいい」という人がいますが、その前に精読が正確にできることが重要です。中学の時に文法問題はゆっくり考えると解けたけど、反射的にアウトプットする訓練をしていないからすぐに文章が組み立てられなかった人がわりといらっしゃるのではないでしょうか。中学文法はマスターしたんだけど、遅いという人は短い文章をできるだけ速く読んだり書いたりできるように訓練をするといいと思います。短い文章はそれでもあまり問題ないんだけど、長文を読むのが遅いというのであれば、とりあえず、スピード以外の別の要因を探してみましょう。たとえば、国語力とか。

その⑤:国語力がない

 国語力をアップさせましょう。国語は「伝達」の言語であり、我々母語話者にとって「思考」の言語でもあります。国語力を鍛えることも重要ですが、パラグラフリーディングを学ぶことで、ある程度展開が予測できる場合もあります。文法の基礎がある程度理解できたら長文読解問題やパラグラフリーディングのテキストを使って構成を学びながら学習していくといいですよ。

まとめ

 あんなに楽しかった英語が、今では一番嫌いな教科に…なんて思っている人もいるかも知れませんが、やればやるほど伸びる教科でもあります。あんまり欲張りすぎないように、100語ずつ暗記だとか、1単元すつ、1長文ずつ、やっていけばいいと思いますよ。