英語になると挨拶が出てこないという謎
スカイプ英会話を塾で導入している私が、生徒さんを見ていて気になったことを今日は少し書いてみたいと思います。社会人として気になったのは、彼らは「ハロー」と話しかけられてすぐに挨拶をしないことです。これは、会話力の問題なのだろうか、と。それに気づいた私は、「挨拶をしてくださいね」「ハローって言われたら、ハローって言ってね」「先生の名前を挨拶のあとに呼んであげてね」と打ち合わせをしたにも関わらず、「ハロー」の後、挨拶をすぐには返さない。そして挨拶の声がまた小さい。これは、みんなに共通しています。
慣れと言われれば慣れですが、習慣づけていった方がいいなぁと思いました。社会に出ると、扉が開いたら反射的に挨拶をしろと言う会社もありますし、とにかく挨拶をするのはどの会社も基本です。おそらく彼らも部活の先輩に対しては、気配を感じたら即座に挨拶をするという文化をお持ちなのではないかと思います。しかし、英会話になるととっさに挨拶がでてこない。言語が変わるとルールがリセットされているようです。まだ、塾もスカイプ英会話も始まったばかりなので、もうしばらく様子を見る必要がありますが。大きな声で挨拶を即答できるだけでも、中高生ならおそらく「かなり会話が上手い人」の印象になると思います。ひょっとして、日本語でも中高生は大きな声で挨拶しないんだろうか。その可能性もありますね。学校では、よく英語でプレゼンをする課題が出されているのは知っていますが、プレゼンを学ぶ前に外国人に挨拶をする度胸を学んだ方がいい。
間違ってもいいから即答することを学んだ方がいい。
そして、気遣いを学んだ方がいい。
「外国人に話しかけられて答えられなくて悔しかった」「恥ずかしかった」という話をよく耳にしますが、話しかける側も、ずっと黙っている日本人には、どう話しかけていいのかわからなくなってくるんじゃないかな。