授業中板書を写してる間に、いつの間にか消されている問題

 今日はノートの話をしよう

 私は職業柄生徒さんたちのノートを見ることが多いわけで、今日はそのことについてちょっと書いてみたいと思います。まぁ、率直に申し上げて、ノートが綺麗か汚いかということと成績の良し悪しに、相関関係はほぼないのではないかと私は思っています。しかし、ノートを取るのが致命的に遅いこと、問題を解くのが極端に遅いことは成績の良し悪しに何らかの影響があるのではないかと思っています。そもそもノートを取るほど授業を聞いていないというのは外します。授業を聞いてない人々は、まず授業を聞こう!もう、君ら学校の授業舐めすぎ。時間がもったいないじゃないか、拘束時間長いんだから。授業を聞いてない人は聞くだけで、成績は伸びる可能性があります。本日は、ノートのお話です。

 で、女子生徒に多いことなんですけど、綺麗にノートを取りすぎて、内容が全然頭に入っていないというケース。ノートを書くのに時間がかかりすぎると板書が消されるスピードに追いつけないということも考えられます。ノートは取ること自体にはあまり意味がなくて、それをいかに覚えるかに意味があるのです。

 以前、とても国語の成績が良い高校生が自分はなるべく授業に集中して、先生の目を見ながら聞いているのだと言っていました。その間、ノートを縦に開いて上のページには先生が言ったことを聞きながら殴り書きし、時間に余裕があるときに、下のページにまとめるんです、と。

 高速でノートを取って、板書じゃなく、先生が言ったことを片っ端からメモしていってみてはどうでしょう。つまらないダジャレもメモるのです。まず、綺麗にノートを取るのではなく、全部メモ。そうしているうちに、いかに自分が聞き逃していたのかを意識するようになるのではないかと思います。慣れてくると、きっとノートに取るべきこととそうでないことがわかってくると思います。人が喋るスピードについていけるかどうかの心配はいらないと思います。わりと先生は同じ内容を何度も繰り返しているでしょうし、どうでもいいダジャレとか書いていくと、先生の意外な一面に気づくことがあるかと思います。高速で書くと頭もフル回転しないと追いつけませんし、手を動かし続けると寝ている暇なんてありませんから。とにかく、高速で書き続けるんです。

 問題を解くときもそうなんですけど、とにかく遅いのはよろしくない。英文法なんて、知識問題なんだから、知らない単語、知らない文法をひねり出して出てくるものではありません。まず、文法問題集を解く前に、覚える作業が必要です。問題は知らない知識を抽出するために速く解いて知らなかった問題は確認して間違ったところを覚えるようにしましょう。解いた→間違った→オワタ→放置というのでは身につかんのです。いやいやいや、じっくり考えれば思い出せたのに…と、思ったそこのアナタ、甘い。甘いよ。甘すぎるよ!だって、長文読むんだぜ。結局、流れるように理解していかないと、3分かかって1文読むペースじゃ、長文なんか解き終わらないんだ。もう、いっそスマホ禁止とか、やめちゃえばいいのに。板書をスマホで撮って家で復習とかで。聞き逃すぐらいなら。って、それノートの話じゃなかったですね。でも、授業は大事に。基礎は大事。

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