イケメンとフツメンの境目をセンター英語8割に設定してみる

 私のまったくの個人的意見です。センターでとりあえず8割取れる生徒は、どんな外見でもイケメンに見えてくるものです。8割取れると「合格が近づいた」と思うからかも知れません。センターマークの問題集を高3で始める人はだいたい夏休みあたりからではないでしょうか。もともと英語が得意な人たちはセンター対策をしないことが多いです。しかし、部活などであまり学習に本腰を入れてこなかった生徒にとって、意外に悩みのタネになっているのがセンター英語ではないでしょうか。まだ夏休みですし、時間はありますのでこれからでも間に合います。8割を超えると周りの評価も変わってきますし、合格可能性のある大学も増えます。私大のセンター利用や併用でも活かせます。なんといっても、カッコいいです。素敵です。自信を持っていいです。では、具体的な学習方法について書いていきます。

当たり前だけど単語を覚えること

 大問3から読解問題になります。読解問題が全体の約7割の点数を占めるのでまずすべきことは単語の暗記です。単語をほとんど知らない文章を無理矢理読もうとしても読めませんので時間はかかりますが最初に単語を覚えてから読解に取り組むのが大事です。単語を覚えずに読解問題をやると、読むたびに辞書を引かないといけないので非効率だからです。暗記が苦手でも繰り返し覚えるようにしていきます。繰り返しても覚えられない人は、繰り返した回数が概して少ないです。基礎が出来上がるまでは大問3から解いて大問1、2に戻ることをお勧めします。発音アクセントと文法問題は得意な人は頭から解いて行ってもいいと思いますが、時間をかければ解けるというレベルであれば、後まわしにすべきです。配点の高い大問6までまわらない可能性があるからです。

 英語が苦手という人はよく「何からやっていいかわからない」といいます。だから、単語の暗記をというのですが、「それは嫌」という答えが返ってきます。でも、それで合格できるほど、大学受験は甘くないです。

大問3の要約問題を最初にやっつける!最初は時間無制限で全部解く

 大問3の要約問題は、読解問題の基本なのでその問題が解けるようになるといいと思います。要約問題は、大問6とやることが同じだから。それができると大問6が解けます。大問6が解けるようになるともっと短くて易しい大問5も比較的簡単に解けるようになります。大問3の要約問題を最初は全問正解するつもりで意識して解きましょう。しかし、センター英語の問題は解きなれないと量が多くて圧倒されるかも知れませんが、黒本などを1冊解き終わる頃には慣れてきます。時間は無制限でいいのでなるべく1回分を最後まで解き切るのがいいと思います。少しずつ点数が上がると気分も上がるはずですから、頑張りましょう。

時間が足りるようになるまで、禁じ手の「塗り絵」戦略を…

 先ほど、時間が足りなくなるかも知れないので慣れるまでは大問3から解くと申し上げました。しかし、そうすると文法問題を解く時間が足りなくなる可能性が当然出てくるわけです。自分で練習問題を解く間は時間無制限で丁寧に解いて復習をすることが重要なのですが、模試で時間が足りなかった場合どうするかというと、大問3から解いて文法問題に割く時間が極端に少ないときは、四択問題はあらかじめ同じ番号を塗っておき、解きながら塗り替えていくようにします。こうすれば塗り残しはとりあえずなくなります。まったく時間がなくても確率的には4分の1で2問4点分ぐらいの正解にはなるはずです。そうやって、1点でも点を取っていくという姿勢は大事だと思います。もちろん、センター本番ではちゃんと解き切るように計画的に学習しないといけませんけど。最終的に苦戦するのは文法の中では、語句整序、読解の中では大問4という人が多いです。大問4は、出てくる単語が難しい場合が多いからだと思います。文法問題の中で配点の高い整序問題が苦手なら、河合の語句整序問題集が出ていますが基礎問題集と書いてあるわりに結構しんどい内容ですので、冬休みあたりに集中的にやってみるといいです。以上、英語が苦手な人向けのセンター対策の手順でした。

 

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